すげー天気が最高の日だった。
2時過ぎから3時ぐらいにGATI集合で森林公園へ行って作業という予定があったから
佐沼まで母親の車で送ってもらって、古本屋に立ち寄ってみてから
登米までの道のりを歩いてみた。
佐沼⇔登米はだいたい8kmぐらいかな
田んぼの中を真っ直ぐに伸びる道は、初夏な日差しと
水が張った田んぼに反転する景色がなんとも言えない田園風景だ。
ただ、いかついサングラスをした長髪の年齢国籍不詳者へは
容赦のない好奇の視線が注がれる(それもまた楽しいがw)
道端には、宮崎映画に出てきそうな蔦に絡まったブルドーザーが何気なく横たわっていたり
毛虫が道路を横切ろうとしていたりと
ちょっと目線と行動スピードを変えることで、面白い世界が垣間見れる。
約2時間ほどの散歩でGATIに到着して、自分へのご褒美として
ベイクドチーズケーキとGATIオリジナルのブレンドコーヒーで朝食タイム
運動会帰りの娘っ子連中も戻ってきてにわかに活気付くCAFE。
実行委員おのおのも仕事終わりに集まりだして
とりあえずアグリ部トシ宅へ行き、森波で使用する予定の資材をチェックした。
アグリ部なので、ハウス(ヴァイナルでなくビニールのねw)用のパイプや種類をチェックし
農業についての現場ならではの話に花が咲く
ついでに葱坊主も咲いていたw
で、夕方頃にやっと登米森林公園へ到着し作業開始。
今日はスタードームの設営だ。
本職の竹材屋さんにオーダーした竹はどれも素直に育った真っ直ぐな良い竹だったが
オーダーした寸法とはちょっとバラバラでちょっとイラっとしつつも
しなり具合といい扱いやすさは流石のクオリティ。
ミニサイズでの製作時には問題なかったことも、スケールが大きくなると
いろいろと穴が見えてくるもの
今日は半円8mサイズのものを作ったが、それでもかなりの大きさ。
KIDSスペース用には、それの約倍の大きさのものを製作予定なんで
人数と確実な手順を考えなければw
構造フェチとしては、設計通りに建造物ができていく過程に萌えること萌えることwww
今晩はちょうどお月様も半円でドームと一緒だw
いい月だったなぁ
心地よい疲労感で山から下りて来て
家に戻ってメールをチェックしたら、こんな記事が
これは、ワシントンポストが行った実験です。
人間がいかに美しいもの、感動的なものに気付くことなく過ごしてしまっているのかと思わされます。
―――――――――――――――――――――――――――――――
「地下鉄のバイオリニスト」
一人の男がワシントンDCの地下鉄駅構内に立ってバイオリンを弾き始めた。
1月のある寒い朝だった。彼はバッハの曲を6曲約45分間演奏した。その時間帯はラッシュアワーで、約1000人がその駅を通った計算だ。ほとんどの人たちは仕事に行くところだった。
3分を過ぎた所で、一人の中年の男性が音楽家が演奏していることに気づいた。彼は歩くペースを緩め、数秒間立ち止まったが、やがて自分の予定に急いで戻って行った。
1分後、バイオリニストは最初の1ドルのチップを受け取った。一人の女性が箱にお金を投げ入れ、そして止まることなく歩き続けた。
数分後、壁にもたれて彼の音楽を聴く者がいたが、その男性は腕時計を見てまた歩き始めた。彼は明らかに仕事に遅れていた。
もっとも注意を払ったのは3歳の男の子だった。彼の母親がその子を引っぱって急ごうとしたが、その子は立ち止まってバイオリニストを見ていた。最後に母親が強く押したので、その子どもは何回も振り返りながら歩き続けた。このような動作が他の何人かの子どもたちによって繰り返された。親たちは、例外なく、子どもたちを先に急がせた。
その音楽家が演奏した45分間で、わずか6人が立ち止まってしばらくそこにいた。約20人がお金を彼にあげたが、ペースを緩めることなく歩き続けた。彼は32ドル集めた。彼が演奏を終えると、辺りは静かになったが、誰もそのことに気づかなかった。拍手する者はだれもいず、だれも気づかなかった。
誰も知らなかったが、そのバイオリニストは世界の最も優れた音楽家の一人であるジョシュア・ベルだった。彼はこれまで書かれたうちで最も難解とされる曲のひとつを演奏した。350万ドルの価値あるバイオリンで。
地下鉄で演奏する2日前に催されたジョシュア・ベルのボストンでのコンサートは売り切れていた。そのチケットは平均で100ドルだった。
これは本当の話だ。地下鉄駅でジョシュア・ベルがお忍びで演奏することを企画したのは、ワシントンポストで、これは人々の認知、テースト(嗜好)、優先順位についての社会実験のひとつだった。
その企画の概要はこうだった。
ありふれた環境で、都合の悪い時間に、
私たちは美を認知するか?
足を止めてそれを観賞するか?
予想できない状況でも才能を認知するか?
この経験から得られる結論のひとつはこうだろう。
世界最高と言われる音楽家のひとりが最高の作曲と言われる曲を演奏するのに、一瞬たりとも立ち止まって聴くことをしないのならば、私たちはどれほどのものを見過ごしているだろうか?
原文:ワシントンポスト
訳文責:森田 玄
以上
なんだろう、この違和感…
ワシントンポストさんは何を言いたいんだろう
まず、自分が?と思った点を上げてみよう
●なんか嫌らしい実験だ
●子供は興味を示す、親は急がせる
●バイオリニストが世界最高だ
ワシントンDCなんていう仕事が命の人が集まるような場所でしかも
仕事へ行くのに時間を割いていることができない状況なら
地下鉄のような音響的優位性もないところで聞くよりも
ちゃんとお金を(それこそ100ドルでも200ドルでも)支払って見た方が良いと
(無意識に)考えて(あえて)立ち止まらないということもありえるだろう
仮に、世界最高峰の抹茶を日本のお茶の家元が立てたとして、トイレの中で飲みたいと思うか? どっちかといえば出したい場所なんだものw
子供は普通に考えて、知らないことに興味を示して
親の意向と食い違うことは往々にしてあることだ
おそらく、バイオリンよりも大道芸でもやってたほうが
よっぽど食いつくはずだし、親はいづれにしても
自分の興味がなければ目的達成(仕事でもお稽古でも)に重点を置くさ
仮に、代々木公園で散歩している親子が通る場所でやっていたらどうか? それでも親は急がせるだろうか? どっちかと言えば子供がおとなしく見ているほうが楽できるだろうw
いったい、世の中のどれぐらいの人が
バイオリニストとバイオリンの良し悪しが理解できるのだろう
地下鉄の通路のような音響環境の悪い場所で演奏された
数億円のバイオリンの音色がどれほどのものか
(まあ聞いてみないと分からないか、すげー良かったりしてw)
つうかバイオリン良いけど、なんかステレオタイプな感がなぁ
高いから良いって言っているような雰囲気もチラつくし
(別にバイオリン嫌いなわけじゃないですよ、いやむしろ好きだしw)
仮に、F1のエキゾーストノートを鳴らしてたららどうよ? 世界最高峰のエンジン音だぞw それも何億円もするし、アクセルを踏むのは世界最高峰のシューマッハだぞ? どっちかと言えばうるさくて苦情ものだろうw
つまり、
世の中は
面白いってことさ
見逃して当たり前
だったら見逃したものよりも
良いと思えるものを見れるようになろうよ
田んぼ道に走る舗装路を横切ろうとしていた毛虫は
歩道から車道に出るなんて意識もないだろうに
観察する者にハラハラかつドキドキ感と
人間のサイズ換算で山ぐらいある何台もの猛スピードで走る
車のタイヤをまったくの偶然(と思う)なタイミングでかわし
安全地帯(最近お騒がせしてる彼じゃなくてね)の対岸まで
果てしないとも思える距離を渡り切った(毛虫本人にはないだろうけど)
達成感的微笑ましさに出会えたし
今日も一日に感謝だぜ!
JUGEMテーマ:
No Music, No Life